ガネーシュヒマール ラパ産 青白い成長干渉

ガネーシュヒマール産水晶は、私の好きな水晶産地の一つとして欠かせない産地です。水晶は世界中から産出しますが、それぞれの産地に特有の趣きがあります。例えばブラジルのミナスジェライス州では多彩なバリエーションの水晶が産出し、流通量も多く初心者からベテラン、マニアまで楽しませてくれます。また、メキシコのベラクルスアメジストやブランドバーグアメジストも、産地特有な味があり、ひと目で分かるアメジストが産出しています。ガネーシュヒマール産水晶は、ヒマラヤ水晶の代表格で、この産地特有の雰囲気がありながら、インクルージョンや形状等のバリエーションも多く、コレクションの対象に十分値する産地です。このポイントは、ラパ産のロットの中に埋もれていましたが、テリピカの水晶とは違い青白い色味が目立っていました。手に取ると、成長干渉のラインが沢山刻まれていて、根本にはガネーシュヒマールのお約束のクローライトもちょっとですが付いています。青白い色味は何か観察してみましたが、柱面の一つの直ぐ内部に小さな針状インクルージョンが見られました。ガネーシュヒマール産ではアクチノライトが多くありますが、この様な内包の様子は殆ど見ない状態です。中央付近にはミストウェーブ(私が勝手に付けたミストが水面の波模様なった状態)があり、その上にカーテンの様な縦線(オーロラカーテン)が有りました。それが青白い色味の原因かは不明ですが、ディテールに拘ると大変面白い水面です。49.3×23.5×17.9mm 22.47g#水晶#ヒマラヤ#ガネーシュヒマール#原石#クリアポイント#ラパ#ネパール#成長干渉#クローライト#アクチノライト#ミストウェーブ#オーロラカーテン