大玉堆朱首飾り　アンティーク　中国彫刻職人作　仏教装身具　1点物

2003年に、大阪梅田の百貨店のアンティークフェアで購入したものです。漆材に手作業で、梅のような花と唐草のような宗教的な模様が彫刻された、圧倒的なオーラを放つ、厳かな雰囲気を持つ首飾りです。堆朱は、ついしゅと読み、木材や金属などの芯材に朱漆を何層も塗り重ねて、硬化した表面を彫刻するという、気の遠くなるような手間と、卓越した経験と技量を要するものです。漆の玉をキャンバスに例えると、1玉ずつが手を入れればやり直しの利かない真剣勝負で、その緊張感が作品に漲っております。玉の干渉防止と付け心地に配慮し、高級な真珠ネックレスに採用される、今風に言うとオールノットの結び目が施されております。中国の宗代に盛え、日本には鎌倉時代に伝わったと言われております。年代や作者などは不明ですが、中国のかなり昔のもので、仏教装身具として彫刻職人が手掛けた、唯一無二の作品になります。くすんだ金色の留め具は、素材不明です。芯の木材に漆を塗り重ねたもので、手に取ると見た目より意外に軽いのに驚かれると思います。かなりの年代物ですので、細かな傷や埃などが見られますが、アンティークの味とご容赦下さい。長さがありかなりの大玉ですので、男性にもお使いいただけますが、デザインからどちらかと言えば、女性の方がゆったりと付けられることをお薦めいたします。3重に巻けば、腕輪としてもお使いいただけます。花瓶やお盆などは時々見かけますが、首飾りはめずらしいと思います。アンティーク品で、鑑定書などはありませんので、ご承知置き下さい。このまま持っておくのも忍びない、素晴らしいものですので、アンティークにご理解があり、自慢できる首飾りをお探しの方にお譲りいたします。やや明るめに見えますが、渋くて深みのある朱赤になります。サイズ　全長 75cm　留め具含む　　　　玉の大きさ 14～15ミリ　　　　オールノット素材　　漆材、芯は木材(樹種不明)　　　　留め具 素材不明、綿糸カラー　赤がかった朱色　画像参照　　　　留め具 くすみのある金色購入価格　120,000円